【実話】インバーター発電機に残ったガソリンの正しい処分方法― 板橋区での実体験から学ぶ安全で確実な手順 ―

買取コラム

■ はじめに

持ち込み買取の現場では、発電機や芝刈り機など「ガソリンを使用する製品」に燃料が残っていることがあります。特に、KOSHIN(工進)のインバーター発電機「GV-16i」のようなモデルは、使用後もタンク内に数百ミリリットル〜1リットル程度のガソリンが残っているケースが多くあります。

そのまま放置したり、排水口や土に流してしまうのは非常に危険です。ガソリンは揮発性が高く、火花や静電気でも簡単に引火します。さらに、廃棄物処理法上も「一般ゴミ」では扱えません。
今回は、実際に弊社(緊急買取22時)が体験した、「残ガソリンを安全に処分した流れ」を紹介します。


■ 実際のケース:KOSHIN インバーター発電機 GV-16i の買取

KOSHIN インバーター発電機 GV-16i

あるお客様より、発電機「KOSHIN GV-16i」を買取いたしました。
動作確認時にタンクを開けたところ、ガソリンが少量残っており、臭気も強く、長期間放置されていたと見られました。

そのまま保管するのは危険なため、弊社で責任をもって処分することにしました。
しかし、いざ「ガソリン処分」をしようとすると、意外に簡単ではありませんでした


■ ① ENEOSスタンドへの問い合わせ

まずは当社周辺(板橋区)の ENEOS系列スタンド3件に電話をしました。
どの店舗も対応は丁寧でしたが、結果はすべて「お断り」。

断られた理由

  • 一般給油以外の「ガソリン処分」は消防法上扱いが難しい
  • 混入の可能性(他液体や水)により受け入れ不可
  • 廃棄物処理の設備を持たない

とのことでした。

つまり「ガソリンを処分だけしたい」という需要に応じられるスタンドは、実は非常に限られています


■ ② 板橋区役所に相談

次に、自治体に確認することにしました。
板橋区役所の資源環境部 資源循環推進課 清掃事業係(TEL:03-3579-2216)へ電話したところ、
ガソリンは一般ごみや粗大ごみでは処理できません。清掃事務所をご案内します」との回答。

その後、紹介されたのが、
板橋区役所 板橋東清掃事務所(TEL:03-3969-3757)です。

しかし、ここでも回答は同じでした。
「ガソリンや灯油などの可燃性液体は、清掃事務所では回収できません。危険物取扱のあるスタンド等へご相談ください。」

つまり、自治体の処理ルートでもガソリン単体の回収はできません
この時点で「一般ルートでは無理」と判明しました。


■ ③ 紹介された「川端石油(DD見次公園店)」へ

板橋東清掃事務所の担当者が最後に紹介してくださったのが、
川端石油 株式会社 DD見次公園店(ENEOS)でした。

住所:東京都板橋区前野町3丁目21-6
電話:03-3969-3726
営業時間:平日・土曜 7:30〜20:00、日祝 9:00〜18:00

この店舗はENEOS系列の中でも整備・廃油処理の設備を持ち、ガソリンや灯油の少量処分に対応可能とのことでした。電話で相談した際も非常に丁寧で、1リッター●●円+技術料で処分可能と丁寧に説明を受けました。


■ ④ 現地での処分の流れ

当日、実際に川端石油 DD見次公園店へ伺いました。
店舗には整備スペースが併設されており、スタッフの方が笑顔で対応。

廃油ドレインボックス

発電機を持参し、残っていたガソリンを指定の黒い容器(廃油ドレインボックス)へ移し替え。
処分にかかった時間は約5分ほどでした。

廃油ドレインボックス

量は1リットル未満。
「無料で大丈夫です」と言われましたが、感謝の気持ちを込めて技術料として200円をお支払いしました。

領収書もその場で発行され、「ENEOS 納品書(領収書)」として記録に残しました。
対応してくださったスタッフの方の説明も分かりやすく、非常に信頼できる店舗です。


■ ⑤ 実際の領収書情報

処分当日の領収書には次のように記載されています。

発行日:2025年10月22日
店舗名:川端石油 株式会社 DD見次公園店
住所:東京都板橋区前野町3丁目21-6
電話:03-3969-3726
金額:200円(技術料)
作業内容:ガソリン処分(約1.0L)

このように、正式な領収書を発行してくれる点も安心できます。


■ ⑥ ガソリンを安全に処分する理由

ガソリンは揮発性が非常に高く、数mlでも蒸気が発火点に達すると引火します。
特に次のような誤った処分方法は絶対に避けなければなりません。

排水口や地面に流す
一般ゴミと一緒に廃棄
ポリタンクに入れっぱなしで長期放置
空いた容器を倉庫や屋内で保管

これらは「消防法」「廃棄物処理法」に抵触する恐れがあります。
また、揮発したガソリン蒸気は空気より重く、低所に溜まります。
わずかな静電気でも引火する危険があるため、「抜く・保管する・運ぶ」全ての工程で火気厳禁が原則です。


■ ⑦ 板橋区での処分ルートまとめ

今回の体験を通して分かった、板橋区内でのガソリン処分ルートをまとめます。

手順対応先電話番号結果
ENEOSスタンド3件各店すべて受け入れ不可
板橋区役所
資源環境部 資源循環推進課 清掃事業係
03-3579-2216ガソリン不可、清掃事務所を紹介
板橋区役所
板橋東清掃事務所
03-3969-3757処分不可、川端石油を紹介
川端石油(DD見次公園店)03-3969-3726持込処分可能(1L以下無料、技術料200円)

板橋区民・区内事業者の方は、このルートを知っておくだけで安全にガソリンを処分できます


■ ⑧ 今後の注意点とアドバイス

  1. 買取時の確認を徹底する
    発電機・芝刈機・ポンプなど、燃料系の機械は必ずタンクを確認しましょう。
    「燃料残あり」の場合は、買取後すぐ処分するか、抜いたガソリンを安全容器に保管して持ち込みます。
  2. 容器の扱いに注意
    ガソリンは専用金属缶または赤色ポリ容器(UN規格対応)に入れて運搬します。
    ペットボトルや空き缶は厳禁。
  3. 寒い季節こそ要注意
    冬場は蒸発が減る分、揮発油がタンク内に長期間残りやすく、酸化や劣化によって発火点が下がることもあります。
  4. 処分は“専門業者または認定スタンドへ
     自己流で燃やす・蒸発させるなどは絶対にNGです。
     今回のように「川端石油(DD見次公園店)」のような店舗に頼むのが最も安全です。
  5. 不法投棄は法律違反
     ガソリンを側溝や河川に流すと、水質汚濁防止法・消防法・廃棄物処理法違反になります。
     環境への影響も甚大で、最悪の場合は火災や爆発を引き起こす危険があります。

■ ⑨ 緊急時は「緊急買取22時」でも対応可能

弊社「緊急買取22時」でも、発電機などの残ガソリン処分の相談を承っております。
板橋区・北区・練馬区・戸田市・蕨市・川口市エリアでの出張買取時には、現場で残燃料確認も行います。
急ぎの場合や処分に困った場合は、お気軽にご相談ください。

🔧 緊急買取22時(株式会社エフコーポレーション)
📞 TEL:03-5918-8226
お気軽にLINE査定 lin.ee/BMZgf4j


■ まとめ

今回の体験を通して分かったことは、「ガソリン処分は想像以上に難しく、しかし正しいルートを辿れば安全に完了できる」ということです。

板橋区内では、

  • 自治体清掃では処分不可
  • 一般スタンドでも不可が多い
  • 川端石油(DD見次公園店)が現実的な処分先

という明確なルートが存在します。

作業時間わずか5分、費用200円という手軽さで、危険を取り除けるのですから、迷わず専門店に依頼するのがベストです。

これから寒くなり、古いガソリン・灯油を倉庫に置きっぱなしにする時期です。
不法投棄・放置は絶対にダメ。
命を守り、地域を守るために、正しい処分を心がけましょう。

タイトルとURLをコピーしました