【実話コラム】板橋区高島平で起きた “本の買取から始まったネズミ問題”― 70歳女性のお悩みに寄り添った、緊急買取22時の1日 ―

買取コラム

■ はじめに

不用品の買取に伺うと、ただ物を引き取るだけでは終わらないことがある。
ときには生活の困りごと、家の悩み、人に言いにくい問題まで相談を受けることもある。
今回ご紹介するのは、

板橋区高島平で実際に起きた「大量の本の買取」と「ネズミの侵入」

という、少し変わった依頼内容だ。

70歳の女性からご依頼をいただき、最初は本の整理のための買取だった。
しかし、作業が進むうちに “もう一つの悩み” が明らかになり、
最終的には下水枡の補修まで行う大きな問題解決につながった。

これは、その日の実話を基にしたストーリーである。


■ 板橋区高島平からの一本の電話

ある日の午後、一本の電話が入った。

「家に大量の本があるので見に来てほしいんです」

場所は 板橋区高島平。
依頼者は 70歳の女性で、ご本人が長年読み続けてきた本や、家族が置いていったままの漫画・雑誌・小説などが大量に残っているという。

「段ボールにして20箱以上あると思う。重くて運べないのよ…」

本は重い。
年齢を重ねると、段ボール1箱でも持つのが難しくなる。

ひろた店長
ひろた店長

「大丈夫です。運び出しもすべてこちらでやりますのでご安心ください」

そう伝えると、女性はほっとした声で「お願いしますね」と言った。


■ 現地に到着。そこには“本の山”が広がっていた

到着すると、二階の一室に案内された。
扉を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは――
床一面に積み上げられた 数百冊以上の本の山

床一面に積み上げられた 数百冊以上の本の山

漫画、文庫、雑誌、写真集、全集…。
状態も悪くない。日焼けはあるものの、売れるタイトルも多い。

「若い頃から本が好きでね。気づいたらこうなっちゃって…」
と女性が少し照れながら笑う。

仕分けをしながら査定を行い、人気シリーズやセット本は高く評価
劣化したものはまとめ査定に回し、丁寧に説明を行った。

女性は査定額に満足し、とても喜んでいただけた。

しかし本当の相談は、ここからだった。


■ 女性が抱えていた“もうひとつの悩み“

本の運び出しが終わり、玄関先で精算をしていると、
女性が少しためらいながら声をかけてきた。

「ねぇ、実はね…ネズミが出て困っているの」

最初は聞き間違いかと思った。

ひろた店長
ひろた店長

「ネズミ、ですか?」

「そう。夜になるとカサカサ音がして…。お風呂場のほうから来るみたいなのよ」

本の整理が終わって安心したのか、
女性は、以前から抱えていた不安を話し始めた。

  • 台所の下に置いた米がかじられていた
  • お風呂場の裏から水の音と異音がする
  • 壁の小さな穴に黒い汚れがついている
  • 屋外の下水枡のあたりに砂利の乱れがある

「どこに頼んでいいのかわからなくて…怖くて…」

声が震えていた。


■ 当社ではネズミ駆除はできない。だが“無視はできなかった”

緊急買取22時は買取専門である。
害虫駆除は本業ではない。

しかし、困っているお客様を前に「できません」だけでは終われなかった

そこで、長年提携している害虫・害獣駆除の専門会社へ連絡。
状況を説明し、急ぎで現場を確認してもらった。

女性は、

「助けてくれてありがとう…」

と言って涙ぐんだ。

買取で呼ばれた我々だが、この瞬間、
「やってよかった」
と心から思った。


■ 現場調査。原因は“下水枡の破損”だった

提携会社による現地調査はすぐに始まった。

まず室内の確認。
浴室の裏側にある点検口を開けると、そこには――
湿気を含んだ黒ずんだ空間が広がっていた。

写真のように、浴槽の下はコンクリートが崩れ、
黒い汚れと湿気が溜まり、まさにネズミが好みそうな環境だった。

さらに外に出て、家の裏手の下水枡を確認すると…

ネズミが出入りしている典型的な状態

  • コンクリートが欠けて穴が空いている
  • 砂利が掘られ、通り道になっている
  • 排水管と枡の隙間に割れがある

“ネズミが出入りしている典型的な状態”だった。
専門業者はすぐに女性へ説明した。

専門業者
専門業者

「ネズミは下水から入ってきています。この枡を補修すれば侵入は防げます」

女性は「お願いします」と強くうなずいた。


■ 下水枡補修で侵入ルートを完全封鎖

補修作業は以下の内容で進められた。

① 枡周りの清掃

割れて崩れたコンクリート片や砂利を除去。

② ネズミの穴を塞ぐ

通路となっていた穴にモルタルと専用の防鼠材を使用。

③ 枡の亀裂を補修

割れ目をすべて埋め、隙間を完全に塞ぐ。

④ 室内浴室周りの防鼠処理

浴槽裏も消毒・清掃し、侵入口となりそうな隙間をコーキング。

作業が終わった頃には、
女性は何度も頭を下げてお礼を言ってくれた。

「夜眠れるようになるわ…。本当にありがとう」


■ 今回の現場で学んだこと

今回のケースは、
“買取をきっかけに家の重大な問題が見つかった”
という実例である。

高齢の方は身体が不自由で気づけない場所が多い。
特に浴室裏・床下・下水枡などは確認しにくい場所だ。

しかもネズミの問題は、
ただ怖いだけでなく 衛生面・健康面 でも危険を伴う

お客様が一人で悩み、誰にも相談できなかったという事実を考えると、
今回のように人と人のつながりが問題解決につながったことは、とても意味があったと感じる。


■ 買取業者としてできること

緊急買取22時は「買取」が本業だ。
しかし、お客様の生活の課題は買取だけでは終わらないことが多い。

  • ネズミ
  • ゴキブリ
  • 排水つまり
  • 家の片付け
  • 外壁のトラブル
  • エアコン撤去
  • 小型家電の処分
  • 不動産整理
  • 遺品整理

さまざまな相談が寄せられる。

今回のように「買取+α」の対応ができるのも、
地域で活動する業者としての強みだと思っている。


■ 女性が最後に言った言葉

帰り際、女性はこう言った。

「本も片付いて、ネズミもいなくなって…
 家で一人で悩んでいたのが嘘みたい。
 本当に助かったわ。」

高島平で暮らす女性の安心した表情を見て、今回の仕事は“ただの買取”ではなく、
生活を守るためのサポートだったと実感した。


■ まとめ

今回の実話からわかることは、

「買取は、人の生活に寄り添う仕事である」
ということだ。

ただ物を買う・売るだけではなく、
お客様が抱えている別の悩みを解決するきっかけにもなる。

板橋区は高齢者も多く、人知れず困っている方も多い。

そんな中で、
本の買取で呼ばれた我々が、ネズミ問題まで解決の道筋をつけられたことは、
地域密着で活動する意義を改めて感じる出来事だった。

これからも、
“買取だけでは終わらないサービス”
地域の方々の安心に貢献していきたいと思います。

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