中古市場が今アツい!手放す前に知っておきたい“高く売れるブランド”とは?
近年、中古品市場がますます活況を呈しています。
背景には、サステナブルな暮らしを意識する人の増加や、物価上昇による節約志向、そして「良いものを長く使いたい」という価値観の変化があります。新品にこだわらず、品質の良い中古品を選ぶ消費者が増えている今、実は中古市場では「想像以上の価格」で売れるアイテムが数多く存在しているのです。
特に注目すべきなのが、「ブランド」や「メーカー」に価値のあるアイテムです。ただの時計やカメラ、バッグであっても、ブランドや型番によっては驚くような査定額がつくケースもあります。「こんなに古いものが売れるの?」「傷があるのに値段がつくの?」と驚かれるお客様も少なくありません。
一方で、「昔使っていたけど今は押し入れの中に眠っている」「処分しようか悩んでいるけど価値があるとは思えない」といった理由で、チャンスを逃している方が多いのも事実です。高く売れるブランドやメーカーの傾向を知っていれば、不用品が“資産”に変わる可能性も十分にあります。
今回の特集では、買取現場で実際に「高く売れる」と評価される人気ブランド・メーカーをジャンルごとに徹底解説いたします。
時計、カメラ、家電、スマホ、ファッション、楽器、アウトドア用品と、幅広いジャンルを網羅しながら、それぞれのアイテムが高価買取される理由や傾向、売却時のポイントをご紹介します。
「もしかしたら自分の持ち物も該当するかもしれない」と感じていただけたなら、ぜひこの記事を読み進めてみてください。読み終えるころには、今まで見過ごしていたアイテムの価値に気づき、「売る」ことへの第一歩を踏み出していただけるはずです。
ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメスはなぜ古くても売れる?
ブランドファッションの世界では、トレンドの移り変わりが早い一方で、一部のブランド品は年月を経ても高値で取引されるという特徴があります。とくにバッグや財布、衣類などは、使用頻度が高くても適切に保管されていれば、十分な査定額が期待できるジャンルです。
中古市場では、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、シャネル(CHANEL)、エルメス(Hermès)といったラグジュアリーブランドが圧倒的な人気を誇ります。それでは、なぜこれらのアイテムが“古くても売れる”のでしょうか。
①人気ブランドは“定番モデル”が中古でも根強い人気
高級ブランドには、毎年発表される新作アイテムとは別に、“定番”と呼ばれるラインがあります。ルイ・ヴィトンの「スピーディ」や「ネヴァーフル」、シャネルの「マトラッセ」、エルメスの「バーキン」や「ケリー」などは、時代を超えて愛され続けているモデルです。
これらのアイテムは、新品の価格が非常に高いため、中古品へのニーズが強く、使用感があっても一定の価格で売れる傾向があります。とくにエルメスのバーキンやケリーは、入手困難なことも相まって、中古品であっても数十万円から100万円超の査定額がつくこともあります。
また、シャネルやルイ・ヴィトンのバッグは、新品価格が年々値上がりしていることもあり、過去に購入した商品が購入時よりも高く売れるというケースすらあります。
②“流行遅れ”でも諦めないで!ヴィンテージブームの波
最近では、90年代〜2000年代のファッションが再評価されており、いわゆる“ヴィンテージ”アイテムの人気が高まっています。例えば、シャネルのビッグロゴが特徴的なヴィンテージアクセサリーや、ルイ・ヴィトンの古いモノグラム柄のバッグなどは、「レトロでかわいい」と若い世代を中心に再注目されているのです。
このように、流行が一周して“古さ”が“味わい”に変わるケースもあり、思いがけず高値での買取につながることがあります。「昔のものだから売れない」と決めつけて処分してしまう前に、一度査定に出してみる価値は十分にあるでしょう。
③バッグや衣類の買取価格に影響するポイントは?
ブランド品の査定では、以下のような点が評価基準になります。
1. 外観の状態(擦れ・汚れ・型崩れ)
バッグの場合、角の擦れや持ち手の汚れ、型崩れなどが査定価格に影響します。とはいえ、高級ブランドの場合は「使用感あり」でも査定対象となるケースが多いため、大きなダメージがなければ心配しすぎる必要はありません。
2. 付属品の有無
保存袋、箱、ギャランティカード(保証書)、レシートなどが残っていれば、査定額はアップします。とくにシャネルやエルメスなどは、ギャランティカードの有無が真贋の確認にも使われるため、重要な評価ポイントになります。
3. 素材やカラー
エルメスやルイ・ヴィトンの場合、素材(カーフレザー、トゴ、エプソンなど)やカラーによっても人気が異なります。人気色(黒・ベージュ・赤など)は安定した需要があり、査定額も高くなる傾向です。
4. ブランドの市場価値の変動
世界的なインフレや円安の影響により、ラグジュアリーブランド全体の中古相場も上昇傾向にあります。とくに2024年以降は、海外バイヤーによる需要増もあり、「今が売り時」と言える状況が続いています。
④洋服・アパレルも査定対象になる?
バッグや財布に比べると見落とされがちですが、ブランドの洋服や靴も買取対象になる場合があります。特に、ルイ・ヴィトンやバレンシアガ、グッチ、モンクレール、カナダグースなどの人気ブランドは、状態次第で高価買取の可能性があります。
近年ではサステナブルな消費行動が広まり、「質の良い服を長く使う」ことが見直されているため、中古のブランド服にも関心が集まっています。タグやサイズ表記、素材表などが残っていれば、正確な査定がしやすくなります。
⑤押し入れの中に“お宝”が眠っているかもしれません
長年使っていないバッグや、クローゼットに眠ったままの洋服。
「古いから」「流行が終わったから」と思っていたアイテムが、いま再評価されて高く売れるチャンスを迎えています。
ブランド品は、一点一点の価値がはっきりしているため、買取業者による査定で“正しい価値”を見てもらうことが何より重要です。
ぜひ一度、お手持ちのアイテムをチェックしてみてください。
思いがけず高額な査定結果が出て、新しい買い物の資金に変わるかもしれません。